Designing Your Life

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【目標達成 チャプター2】最高の友、不快感と恐怖

では早速始めていきます。

 

今日の内容は、

 

◆◆衝動との戦い

 

◆◆衝動のエサ

 

 

 

 

◆◆衝動との戦い

自己鍛錬に快感はない。

ジャンクフードを食べたり、

好きなテレビ番組を見たりするのは

楽しいことなので、

規律は必要ありません。

 

何かを成し遂げたいという

強い願望がない限り、

ほとんどの人は、自己規律という不

快感に身をさらすことはないだろう。

仕事に間に合うように起き、

お腹が空いたら食べ、疲れたら眠る。

自己規律を快適にするために

できることは何もない。

 

意志の力は筋肉のようなもので、

使うと疲れてしまうという話を序盤で

お伝えしました。

 

しかし、

これは意志の力を強化することも

できるということを意味しています。

 

そのためには、

定期的に不快に感じることを行い、

不快な感覚に慣れるだけでなく、

慣れるようにします。

 

コンフォートゾーンから

一歩踏み出すことは、

自分の恐怖心が想像していたほど

大きくないことを教えてくれるので、

大切なことです。

 

この話の結論として、

あなたは、コンフォートゾーンを抜け出し

社会不安や拒絶されることへの恐怖を克服し、

より自信に満ちた人間になることは可能です。

 

そのために、

自己鍛錬を避けることはできません。

 

考え方としては、

乱暴に聞こえるかもしれませんが、

自分が心地よいと思うことは何でも、

その逆をやってみること。

 

自己主張が強い人は、

一日中消極的に振る舞い、

その逆もまた然り。

 

知らない人と話すのが苦手なら、

外に出て知らない人に自己紹介をする。

ダンスができないなら、

ダンス教室に通う。

 

人生に不快感を注入するために

できることはたくさんあります。

 

自己管理能力を向上させる最善の

方法のひとつは、

不快になることに慣れることです。

 

最高の自分になるために、

まずは、不快になることを選び、

恐怖と向き合いましょう。

 

そうすることで、

自分にプラスにならない習慣や中毒を

変える努力を始めることができます。

葛藤や不快感は、

あなたという人間の一部なのです。

良い習慣を取り入れることについても

同じことが言えます。

 

葛藤や不快感は、

あなたという人間の一部なのです。

 

原始的な過去から紐解けば、

我々の祖先は、

住居から近い場所では、

徐々に採取可能な食料が

減っていきます。

 

そのために餌を求めて、行動範囲を

拡大、もしくは移動する

必要がありました。

 

それは、より多くの餌だったり、

自然がより豊かな場所、

水源を求めて移動したかも

しれません。

 

その行動の結果、猛獣や、毒蛇、

など危険生物や、危険な環境との遭遇を

避けることはできません。

 

つまり、

毎日を生きるために

命を守るために

不安や、恐怖、葛藤と向き合い

生活は成り立たなかったのです。

 

現代に於いても、

天才だから、成功者だから、

偉人だからとんてもない結果を

手にしたのではなく、

不快なもの、恐怖との葛藤を乗り越えて

結果として、その成功を

得ているというわけです。

 

あなたが、ヒトである以上、

それを実現することが

可能だということです。

 

成功したいのであれば、

不快感を心地よく感じるように

なることが、そこに至る道筋と

なるのです。

 

規律とは、

長期的な利益を得るために必要な、

一時的な不快感を経験することです。

 

不快感を受け入れる習慣を

身につけることは、

人生のあらゆる場面で役に立ちます。

 

もう一歩が踏み出せないと

思ったときこそ、

規律が最も必要なときなのです。

 

規律を実践することは、

脳を鍛えることであり、

根気よく行動するための

準備をすることなのです。

 

 

 

◆◆衝動のエサ

規律を身につけることが

難しいことは確かですが、

そのプロセスを容易にする方法が

あります。

 

その1つが、

誘惑や衝動の強さを

抑える方法を学ぶことです。

 

衝動とは、

習慣的な行動をとろうと

する肉体的・精神的な

衝動のことである。

 

衝動は、

誘惑に抵抗する方法と、

不快感を受け入れる方法を

教えてくれます。

 

最近経験した衝動について、

少し時間をとって考えて

みてください。

 

その感覚がどのように変化して

いったか、思い出せますか?

 

その衝動について考えているとき、

呼吸に意識を集中し、

その衝動が自分の乗っている波であると

想像してください。

 

私たちは自分の衝動に

同調するのが普通ですが、

衝動的なサーフィンは、

私たちが直したいと願う

悪い習慣から自分を切り離す

のに役立ちます。

 

「ケーキを食べたい気分だ」と

考えるのではなく、

 

「ケーキを食べたいという衝動がある」と

言うのです。

 

そうすれば、

自分自身と戦うのではなく、

今経験している感覚を受け入れ、

それを通過させることができます。

 

衝動と戦うのは難しいですが、

衝動と同一視せずに観察することで、

克服の可能性が高まります。

 

衝動と戦うことは、

衝動をより強く、

より長く持続させるので、

うまくいきませんし、

逆に、

衝動と戦う能力に対する自信を

なくしてしまいます。

 

あなたは、

衝動にふけることを望むことで、

衝動に力を与えているのです。

 

誘惑や依存症には、実は何の力もないのです。

 

衝動を滝と考えることができます。

衝動と戦うことは滝を遮ろうとするようなものです。

 

滝は、

我慢して蓄積された圧力によって、

最終的には元々あった力よりもさらに

強い力で突き破ろうとしています。

 

滝を塞ごうとするのではなく、

一歩下がって滝を眺めてみましょう。

 

衝動や誘惑を恐怖ではなく、

好奇心で見ることができるように

なれば、行動を変えることはとても

簡単になります。

 

 

 

 

◆◆衝動のエサ

人は、衝動から逃れようと考えたり、

他のことに集中できるように

気を紛らわせたりすることもあります。

 

これは、衝動と戦おうとしているのと

同じことで、衝動に餌を与えて、

より強くしているのです。

 

そうすると、衝動をなくすには、

衝動に打ち勝つしかないと

思い込んでしまうのです。

 

この段階になると、

悪い習慣を変えるのは無理だとあきらめ、

受け入れることになります。

 

「気をそらす」ことは非常に論理的に

見えます。

 

結局のところ、

悪い習慣に没頭する代わりに、

それに関わる機会を制限する方が

良いのではないでしょうか?

 

いくつかの研究で、思考や感覚、

感情を抑圧すると、

それがより強くなることが

分かっています。

 

誰かが何かを口にしたら、

そのことについて

考えないようにしてください。

 

例えば、

「お金のことを考えないようにしなさい」

と言われたら、

「お金」という言葉が出るたびに、

あなたは象のことを考えてしまい、

その考えを避けようとすればするほど、

お金があなたの心を

支配することになります。

 

衝動を避けようとするときも、

同じことが言えます。

 

衝動の大小の波を、

よく観察してください。

 

次のステップとして、

衝動がどこから来ているのかがわかったら、

その部分に全神経を集中し、

自分が経験している感覚を観察します。

 

可能な限り、呼吸に意識を集中させます。

 

あなたが感じている感覚や衝動は、

すべて波であると想像してください。

 

衝動が強まったり弱まったりするとき、

それを波の上昇と下降と

見なしてください。

 

衝動が落ち着くとき、

あなたが感じている変化に注意してください。

 

一度、

衝動を乗り切ってしまえば、

いつ衝動が起きても大丈夫という

自信がつきます。

衝動は一時的なものだと

覚えておくことが大切です。

 

このことを忘れると、

衝動や欲求に圧倒されることがあります。

 

間違ってもこれまでと同じように、

根性や、精神論で衝動と

戦うことをしないようにしてください。

 

気を紛らわすようなこともまた、

やめるようにしてください。

 

衝動を乗り切れるという自信があれば、

衝動と戦ったり、

気を紛らわせたりするよりも、

この方法の方がずっと効果的であることに

気づくはずです。

 

最初に空腹感を感じたときは、

何か食べないと治まらないと

思いがちです。

 

ご存知のように、

空腹になると生産性が低下するため、

イライラし始めるものです。

 

しかし、

断食をしている人は、

空腹は一時的なもので、

他の衝動と同じように過ぎていく

ことを知っているのです。

 

空腹を

「すぐに食べなければならない」

というサインと捉えず、

数分間受け入れて過ごせば、

空腹感は思ったより早く

消えていくでしょう。

 

自分の衝動に注意を払い、

それを観察し、分析し

実験することを始めてください。

 

衝動と戦ったり、

衝動に身を任せたりしない限り、

衝動はあなたの一部には

ならないことに気づくでしょう。

 

衝動を遠くから観察し、

その出入りを見ていると、

衝動はあなたの行動に影響を

与える力を失います。